全国一斉入管面会申し入れ行動

全国一斉入管面会&申し入れ行動に連帯し、4月6日に名古屋入管に対して行動しましたので報告します。

このところ名古屋入管では難民申請者に対する再収用が増えています。
一度収容されていた難民申請者で病気や長期収容を理由に仮放免になっていた人が、
不認定に対する異議申し立て却下に伴って再収用されるものです。

面会したスリランカ人難民Nさんは、異議申し立ての結果を伝えるから出頭するようにと
入管から連絡があったので出頭したところ、異議申し立ては却下されたとしてそのまま収容されたそうです。
この人も再収用です(1回目は品川と西日本に合計13ヶ月の収容)。

収容とはそもそも退去強制手続きの一環として退去強制までの期間を収容するためのものです。
しかし、彼らは難民であるがゆえに国には帰れないのです。それを承知で再収用するのです。
これは嫌がらせ(ある難民は精神的拷問と表現していました)
以外の何物でもありません。

総勢34人が集まり、名古屋入管局長に対し、この非道な再収用をやめさせること他、
以下の要求事項を含む申し入れ書を提出しました。

① 長期収容者・再収容者・重病者を即刻仮放免してください。
② 仮放免者の再収容を止めてください。
③ 仮放免者に在留特別許可を与えてください。
④ 被収容者に必要十分な医療・治療を与えてください。
⑤ 冷たい給食を暖かいものにしてください。
⑥ 電話の使用時間を延長してください。
⑦ 面会時間を30分にしてください。
⑧ 土曜日も多目的ホールの利用ができるようにしてください。
⑨ 外国語の本や日本語の教科書などを共同利用するための本棚を設置してください。
⑩ 外部の景色が見えるようにしてください。

その後、手分けして再収容者を中心に面会活動を行いました。

特に今回は34名と言う名古屋入管始まって以来の大勢の人が集まり、
特に学生さんが多く参加してくれ、入管当局に一定の圧力をかけることができたと思います。

今後も引き続き面会活動、申し入れ、視察を定期的に実施して
刑務所よりも閉ざされた拘禁施設である入管収容所を監視していくことを確認しました。